MLM製品は転売しても大丈夫?転売する際のポイントと買取店の見極め方
MLM(マルチレベルマーケティング)では、製品を口コミで宣伝して販売していくスタイルですが、ビジネスの特性上、ランクの維持やランクアップするために過剰な在庫を抱えてしまうというケースも少なくありません。(僕も多少なりと在庫を抱えた経験がもちろんあります。)
実際に製品を愛用しているので、ある程度の在庫であれば消費できるのですが、自家消費では限界があります。そういったときに浮かぶのが「転売」という方法です。
MLMビジネスでは、いかに在庫を上手にはけさせられるかが成功のカギになります。ただ、気をつけなければいけないポイントもあるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
MLM製品の転売は違法ではありません!
MLMビジネスを始めたばかりの人などの中には、「製品の転売は違法?」「製品を転売するリスクって高いの?」といった不安の声や悩みを抱える人もいらっしゃるでしょう。
実は"MLM製品の転売は違法ではない"ということを声を大にして伝えたいと思っています。MLM製品の転売は法律で禁じられているわけではありません。
じゃあなぜ、転売が"禁止"されているのかという部分を解説していきます。
MLM製品の転売が禁止されている理由
MLM製品を転売しても、法律で罰せられることはありません。しかし、MLMビジネス上の規約では転売を"禁止"しているのです。
なぜ、転売が禁止されているのか?という部分ですが、下記の3つが禁止される理由です。
- ブランドのイメージが下がる
- 製品のクオリティが保証できない
- MLMのビジネスが成り立たなくなる
本来は会員からの紹介で購入するか、公式から購入するなどの方法が選ばれますが、もし製品を転売してしまえば、誰でも簡単にMLM製品が手に入ってしまうのです。さらに、正規に購入するよりも安く買えてしまう場合だってあります。そういう状況が当たり前になってしまうと、MLMビジネス自体のブランドの価値が下がってしまいます。
また、転売された商品のクオリティが保証できないというのも納得できる理由です。例えば購入して転売するまでに、一度も開封または使用されていないかどうかは確認のしようがないですし、保障もできないものです。特にサプリなどは購入後に日数が経っていれば、有効成分が変質したり安全性が確保できなくなったりすることもあると思います。
上記の理由により転売を禁じているということです。
そもそもなぜ転売ってバレるのか?
MLM製品の転売自体は"違法"ではありません。そのため、転売を行っても逮捕されたり懲役を課されることはありません。
ただし、先ほども触れたようにブランドのイメージや製品クオリティ担保といった理由で転売を"禁止"しています。そうはいってもランク維持やランクアップするためには在庫をある程度消費させる方法がないと正直厳しいところがあります。
ここからはなぜバレるのか?という部分に触れるので、システムを理解してもらい、転売先はこうやって選べばリスクを最小限に収められる!というコツについて紹介しますので、ぜひそのまま読み進めてみてください。
製品にシリアルナンバーが振られている
MLM製品には、シリアルナンバーやロット番号が付いています。これらの本来の目的は商品管理を行うためなのですが、その番号を調べれば誰がいつ購入したのか分かってしまうのです。
つまり、MLM製品を転売してその商品が企業の人に渡ってしまった場合は、製品に振られているシリアルナンバーやロット番号から特定されてしまう可能性があるということです。
ヤフオクやメルカリなどのアカウントで
MLM製品をヤフオクやメルカリなどのフリマサイトやオークションサイトで多く出品していると、企業から要注意人物としてマークされることがあります。また目を付けられると、継続的に動向をチェックされるなんて可能性もあったりします。
もし企業の人が転売している製品をこっそり購入してしまうと、通常発送を選択すれば名前や住所が分かってしまい、特定されるという可能性も少なからずあるでしょう。
定期的なパトロールを行っている
ブランド価値や品質の維持のために転売を社内規約で禁止しているため、定期的に転売行為がされていないかフリマサイトやオークションサイトなどをパトロールしています。
この定期的なパトロールを行っているサイトとして挙げられているのが、アマゾン、楽天、ヤフーショッピング、メルカリ、ヤフーオークションといった転売先になるので、ここから紹介する要点を守れば、身バレリスクは最小限に抑えられるので安心してください。(僕も長くその方法で転売しています。)
MLM製品を転売するならこのポイントを抑えよう
MLM製品の転売を行う際は、MLM製品を専門で買い取っている業者に買い取ってもらうのがおすすめです。
ちゃんとしたMLM専門の買取店であれば、転売した製品を秘密厳守で匿名の取引を行ってくれます。そのため、MLMビジネスの転売で起こり得るリスクを最小限に抑えながら転売することができます。
さらに、MLM専門買取店はMLMのビジネスの仕組みや状況をよく把握しているため、製品の買取だけではなく、ランク獲得や維持のためのアドバイスをしてくれることもあります。
MLM専門買取と謳っていてもブランド買取店の可能性も!?
MLM専門買取ならどこでもいいという訳ではありません。実際に僕も何件か目星を付けて匿名査定をしてもらったりしたのですが、よくよくやりとりしつつ調べてみるとただの中古買取店やブランド品買取店だったという経験があります。
なので、徹底的に調べて信頼できそうと確証が得られたら利用するというのを頭に置いておきましょう。
古物商許可番号という調査方法
良さそうだなと思ったMLM専門買取店を見つけたら、「古物商許可番号」と言われる12桁の番号を調べましょう。この番号は、中古品の売買を行うために必要なもので、公安委員会から付与されます。
この番号をホームページ上に掲載することが義務とされているため、この番号を調べてもし楽天やアマゾンなどのサイトがヒットした場合は、そういったプラットフォーム上で再流通させている業者ということです。少なくともヤフオク、メルカリ、楽天、アマゾン、オークションサイトで出品している業者は避けましょう。
本当に信頼できるのか、リスクが高い業者なのか切り分けができるので、ぜひ在庫を転売する際は一度調べてから利用してください。
信頼できるMLM専門買取店の見極め方
MLM専門買取店を利用するなら、ここから紹介する見極め方のポイントをチェックしましょう。僕も長年利用させてもらっている買取店も以下のような部分をチェックして選びました。
リスクを抑えるために重要なポイントとなるため、面倒くさがらずにしっかりとポイントを抑えて見極めましょう。
自社サイトだけで再流通させている
自社サイト内だけのクローズな場所でのみ再流通させているかは非常に重要です。クローズな場所とは、アマゾンや楽天などのサイトで再流通せず、自社のECサイトのみで再販しているかどうかという意味です。
このクローズな場所でのみ販売しているかどうかを調べる方法としては、先ほど紹介した古物商許可番号を調べれば分かりますので、気になるMLM専門買取店を見つけたら調査してみましょう。
追跡対策がしっかりとしている
しっかりとしたMLM専門業者なら、追跡対策を徹底しています。バーコードやシリアルナンバーを無効化するような追跡対策などを行っているか必ずチェックしましょう。公式サイトを確認すれば、どういったところを徹底しているのか記載してあります。
加えて10年や20年と長い運営実績があるところであれば、長年の顧客対応でのノウハウの蓄積しており、より高い対策を取っているところ多いため、より信頼性は高いです。
新品の製品だけを買い取っている
MLM専門買取店の中には中古品を買い取るお店もありますが、新品商品のみを買い取ってくれる店舗だけ利用するのをおすすめします。
理由としては、中古品を買い取っている業者のほとんどは先ほども紹介したアマゾンや楽天などのサイトで再流通させているところが多いからです。リスクを考慮するためにも、ここのポイントも抑えておきましょう。
加えて買取の際も、店頭買取ではなく宅配買取をしているところなら、なお安心できます。
MLMビジネスを成功させるには賢く在庫を転売しよう
アムウェイビジネスを成功させようと思ったら、やはり在庫をある程度抱えることは仕方ないことです。ただ、自己消費も限界があるので、MLM専門の買取業者を賢く利用しましょう。
しっかりとしたMLM製品を専門に取り扱う業者なら、徹底した対策を行ってくれます。最後の最後までしっかりと信頼できる調べた上で利用するということを忘れないでください。
下記はMLMビジネスの中でもアムウェイに特化した記事ですが、似た内容を紹介していたので貼っておきます。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。